今が建てどき！夢のマイホーム③

知って得するお金のはなし　～住宅ローン金利と地価のこれから～

マイホームの購入は大きなライフイベントです。漠然とそろそろマイホームを・・・と考えていても、いざ行動しようとするとなにから始めればいいのか悩んでしまいますよね。あとから後悔することのないよう、事前にしっかり基礎知識を学んでおきましょう。

さて、これまでに住宅ローン減税とすまい給付金についてお話ししました。今回は、マイホームは今が建てどきだと言われる理由の3つ目、金利と地価についてお話します。

家づくりにかかるお金の最新事情

家づくりの際に避けては通れないのがお金の話です。住宅ローンの金利や税金、補助金などの金額や制度は毎年のように変化しています。だからこそ上手に資金計画を組むことが大切であり、それには「いつ建てるか」が大きく関係してきます。なぜ、今が一番の建て時と言われているのか？それはずばり、現在は住宅ローン金利と地価が「下がり切っている」状態だからです。


住宅ローン金利の「今」

１．金利の変動
現在、住宅ローンは過去最低金利となっています。日本銀行によるマイナス金利政策の影響もあり、低下傾向にあります。フラット35の固定型金利で見てみると、10年前の2006年には2.9%だった金利が2016年の8月時点では0.9％まで下がり、過去最低金利となりました。たった2％の差ですが、住宅ローンの総返済額には大きな差がでてきます。

2．金利選び
住宅ローンの金利選びには、固定型・固定期間変動型・変動型があります。これまでは、最も低金利な変動型を選ぶ人が多かったです。ところが、最近は固定型を選ぶ人が増えてきています。今後、今以上に金利が下がってくることはほとんどないと考えられており、逆に金利が上がって行く可能性もあります。そのため、今の低金利で固定型を選ぶことで、総返済額を決めようと考える人が増えてきています。

3．返済支援サービスの拡充
低金利に加えて、銀行によっては住宅ローンへのサービスを付けています。収支の変動に合わせて返済額を調整できるものや、万一に備えて保険を付けられるものなどがあります。銀行によってサービスの内容は異なるので、金利だけでなく各種サービスが充実しているかも見比べたほうがいいでしょう。

土地価格の「今」

土地から購入して家を建てる場合、土地の価格によって総予算がかなり変わってきます。現在、住宅用地の全国での平均価格は年々低下してきています。（※首都圏と地方都市では上昇傾向にあり）ところがここ数年は低下の割合は低く、下げ止まりの状態にあります。景気が回復すると地価も上がる傾向にあるので、土地探しから始める人は早めに行動した方がいいでしょう。

このように、総予算が抑えられる条件が揃っているのが現状です。今後の変動を考えると、低金利と地価の低下の恩恵を受けられる今が「建てどき」と考えられます。